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「日産テラノ」とは?


 日産自動車が1986年に発売した、RVタイプの四輪駆動車。ダットサンピックアップの派生
 車種として開発された、SUVのはしりである。
  ちなみに海外では「PATHFINDER(パスファインダー)」という車名で売られ、日本と違って売れ
 続けているという。生産工場は福岡県にある「日産九州工場」だが、これまで生産されたうち8
 割が海外向けのパスファインダーという。
  
[D21型]
  1986年に新登場した、初代テラノ。
  ダットサンピックアップをベースに開発された、SUV車である。
  アメリカ・カリフォルニアにあるNDI(ニッサン・デザイン・インターナショナル)にてデザインさ
 れ、日本離れした迫力あるルックスで、今でも根強い人気がある。
  エンジンは2700tディーゼルと、V6・3000tガソリンの2種。ディーゼルは当初無過給だ
 ったが、途中からターボ付きに変わっている。
  ボディーは2ドアと4ドア、また当初は5ナンバーサイズだったが、のちにワイドボディが追加さ
 れたりと、生産期間が長期に渡ったこともあり、バリエーションはバラエティに富んでいる。
  4WDシステムは、パートタイム式4WDを搭載。
  前輪独立懸架・5リンク式リアサスペンション・V6ガソリンエンジンやディーゼルターボエンジ
 ンなど、当時のRV四駆としては斬新なメカニズムを満載。
  今でも通用する性能を持ち合わせた、エポックメイキングなクルマであったが、一番の売り
 は、やはりこのスタイリングであったと言い切れる。



[R50型]
  1995年から発売された2代目テラノ。
  1999年2月にマイナーチェンジを受け、マイナー前を前期型、マイナー後を後期型と呼ぶ。
  先代のイメージを若干受け継ぎながら、まったく新しいスマートなスタイルに進化した。メカニ
 ズムも大幅に発展し、新開発エンジン搭載・モノフレームボディ(モノコックとラダーフレームの
 合いの子)採用なども斬新だが、一番の特徴は「オールモード4WD」の新採用である。これは
 「スカイラインGT−R」などに採用される「アテーサ」と呼ばれるトルクスプリット4WDを進化さ
 せたもので、スイッチをオートにセットしておくだけで、変化する路面状態を瞬時に判断し、0:1
 00の後輪駆動から50:50の4輪駆動の間で、駆動力配分を変化させるシステム。これにより
 あらゆる路面上で、適切な駆動力を得られるという、4WDとしては理想的なものである。な
 お、従来通りのパートタイム4WDも、前期型には「アーバン」というグレードで残されていた。

  前期型は、フロントの3個の開口部など、先代D21のイメージを引き継いで発展させたデザ
 イン。D21をデザインしたアメリカ・カリフォルニアのNDIと、日本・厚木のNTC(日産テクニカル
 センター)で平行してデザイン案を作成、結局日本NTCのデザインをベースにした折衷案を採
 用した。
  エンジンはD21に搭載していた2700ディーゼルターボをベースにしたTD27ETiと、やはり
 先代に搭載のV6・3000ガソリンをベースに新開発したV6・3300のVG33E。2700ディー
 ゼルは、後に3200のQD32ETiが追加された。



  後期型はシステムや車体構造はそのままに、フロントスタイルがリニューアル。エンジンはガ
 ソリンこそ変化ないが、ディーゼルは新開発の直噴ZD30DDTiを採用し、大幅なパワーアップ
 とクリーン化を果たしている。日本ではスタイルが好まれなかったのか、あまり人気はなくなっ
 てしまったようであるが、欧米を中心に広く親しまれているクルマである。



[R50型 テラノ・レグラス]
  2代目R50をベースにした、テラノのラグジュアリーバージョンとして販売されているモデル。
 基本構造はそのままに、フロントマスクや車内装飾で差をつけている。R50テラノと同様、前期
 型・後期型がある。
  海外では「インフィニティQX4」という名称で販売されている。





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